ども、ヒロセです。
最近、「もっともっと成長したい」
という声をよく聞きます。
もちろん成長そのものを
否定する気はないのですが、
成長って“目的”にするものじゃなくて
何かを成し遂げるまでの過程で結果的に起きた“現象”でしかない。
今回はそんな話をします。
成長を追いかけたら、自由を失っていた
そもそも僕がネットビジネスを始めたきっかけは、
「自由に生きたかったから」
・人間関係のストレスから解放されたい
・時間や場所に縛られず働きたい
・好きなクルマに乗って、ふらっと旅に出たい
そんな暮らしを手に入れたくて、
一流大学の進路を諦めて
リスクを取って19歳で独立した。
でも稼ぐにつれて俺最強じゃね?みたいなノリで
成長第一主義的価値観に染まってみたら
ある時ふと立ち止まることに。
「なんか、逆に不自由になってね?」と。
寝ても覚めても仕事。
気がつけば“自由になるための手段”
だったビジネスが自分の人生を支配していた。
月に100万稼いで調子に乗った時期もあって
そこから「もっと上を」
「次は月収500万、いずれは年商10億」
とRPGのようにレベルアップを目指すフェーズに突入。
そんな中、年商10億の企業にジョインする機会が。
「ここで働けばもっと成長できる」と思った。
でも結果は散々。
やっていることに心が踊らない。
組織のスピード感にも人間関係にもストレスを感じる。
本来の自分と目の前の現実を走る自分との間に
妙な違和感がずっと付きまとっていた。
そのときはじめて、
「俺、別に“成長”したくてこの道に来たんじゃなかったな」
と思った。
成長は、結果として起きた単なる現象でしかない。
僕にとって仕事は、
ライフスタイルを実現するための手段。
・自分のペースで働けて
・必要な収入が確保できて
・誰かに縛られず、でも誰かの役に立てて
・時間にも心にも余裕がある
そんな暮らしをするため、
それを叶えるために
「自分にはどんな働き方が必要か」を逆算し、
必要なスキルを淡々と身につけてきました。
で、気づけばスキルが上がっていて収入も伸びて
その過程で自然発生していた現象が“成長”だった。
成長は「結果として起きた現象」であって目的じゃない。
成長を目的にした瞬間、人生はズレる
よくあるのが、成長を目的にしたがゆえに苦しむパターン。
特に起業・副業の初期って、「なんでも吸収しよう!」って前のめりになりがち。
でもそこに明確な目的や方向性がないと、
・怪しいセミナーに引っかかる
・意味のない学習で時間を浪費する
・他人のペースに巻き込まれて消耗する
ってことが起きる。
実際、僕の周りでも月数百万を稼いでいた人が、
無理に拡大してトラブル多発
↓
鬱になって実家に引きこもる
みたいなことが多々あった。
だから「どう生きたいか」から逆算しよう。
僕が大切にしているのは、
「成長したい」じゃなくて、「どう生きたいか」
・どんな毎日を送りたいか
・どんな人と、どんな時間を過ごしたいか
・そのために必要なお金と働き方は何か?
これを逆算して考える。
すると、自然と必要なスキルが見えてきて、
やることも明確になる。
そして洗い出したタスクを淡々とこなす過程で、
気づけばちゃんと成長してる。
この順番こそが健やかで、
地に足のついた成長だと思う。
最後に
世の中には
「成長しない人間は雑魚」
みたいな風潮もありますけど
でも、本当にそうですかね。
僕はこれからも、
「成長」より「心が健やかであること」を優先して、
自分の働き方・生き方を整えていきます。
自分の人生にもっとお金が必要であれば、
それを得るために学ぶし、
学んだことを実行して検証をしていく。
そうやって結果として成長を重ねていくほうが、
よっぽど豊かで、自分らしいと思うから。
コメント