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【属人マーケの落とし穴】「なんでコンサルしかやってないんですか?」

ども、ヒロセです。

「高単価の商品って、売った後が怖いんだよな…」
「サポート大変そうだし、クレーム来たらどうしよう」

そんなふうに思ったこと、ないですか?
僕はあります。何回もあります。

でも今は、販売のたびに胃がキリキリ痛む、みたいなことはほぼありません。
なぜなら、”個別コンサル付きのサービス”という形でしか売らないと決めたからです。

なんでそれにしてるのか?
理由はめちゃくちゃシンプルで、「ちゃんとサポートできるけど、自分が潰れない」から。

ほとんど情報だけの高単価オンライン講座とか、
何かを代行するサービスとかありますけど、
僕はどのジャンルでもそういうのは基本やってません。

というわけで今回は、
「僕が高単価商品を売るときは、なぜ個別コンサル付きの形にしているのか?」
について語っていきます。

なぜコンサルという形にしているのか?

僕が高単価の商品を売るときに、個別コンサルという形にしているのは、 「ちゃんと成果に関われるけど、自分が潰れないから」っていうのが根底にあります。

実務を巻き取ると、どうしてもキャパを超えてしまうし、 サービスの質も自分のパフォーマンスも、どっちも下がってしまう。

でも一方で、世の中には 「高単価の商品=全部やってくれるフルサポート代行」 みたいな形で売ってる人もいますよね。

たとえば、
・サムネ制作や動画編集まで代行する
・SNS運用を代わりにやる
・恋愛マッチングアプリのメッセージ代行
・ダイエット支援で毎日の食事管理のメニュー作成代行
・todoリマインド&実行フォローする習慣サポート

もちろん、それが合う人もいるし、提供できる人もいると思う。

それに、僕自身も完全に代行を否定してるわけではありません。

実はごく稀に、レベシェア(成果報酬)でプロジェクトに入ることもあります。

でもそのときでさえ、僕がやるのは基本的にはコンサルだけ。
報酬も10%だけもらう、っていう形にしています。

「考える側」に徹して、
「手を動かす側」は別で用意する。

これは必須条件です。

なぜなら、コンサルと代行は構造的に真逆のものだからです。

コンサルは「考える仕事」。
相手の状況を読み解いて、判断材料を与えて、次の一手を一緒に決めていく。

一方で、代行は「手を動かす仕事」。
決められた内容を正確に、速く、こなすことが求められる。

で、特に最悪なのは
この2つを同時にやること。

2つを同時にすると絶対にどっちかが崩れます。

成果が出れば出るほど、実務が増えてパンクする。

なのに期待値はどんどん上がっていく。

そして最終的には、
→「約束してたことが提供できなくなった」
→クレーム→口座凍結…
みたいな負の連鎖にハマっていく。

だから僕は、代行サービスはやらないし、 やるにしても完全に外注できる構造じゃないと引き受けない。

自分がやるのは、“考える支援”。

そして“判断の精度を上げるための壁打ち”。

それが、自分のエネルギーを長期で維持できて、 かつクライアントの自走力も伸ばせる、一番健全な形だと思ってます。

自走を促さないと意味がない

コンサルという形でサポートしているのは、 「相手が最終的に自分で動けるようになる」ためでもあります。

どれだけ丁寧にサポートしても、 最終的に“自分でやる力”がないと、結果って出ないんですよ。

そして、サポートが終わったあとに何も続けられない人が多い。 これが最大の問題だと思っています。

もちろん「やりたくない」という人をターゲットにするなら、 手を動かす仕組み(代行)を社内で組織化してやっていくという選択肢もあります。

でもそれって、どんどんクライアントワークっぽくなるし、 実務負荷も責任も重くなって、かなりメンタルを削られます。

だから僕は、個人が豊かに生きるためのYouTube運用と考えたとき、 そういうビジネス構造はあまりおすすめしてません。

やるとしても、「人生の豊かさ」とバランスが取れる範囲で設計する。

あくまで“自分の余白を奪いすぎない”形にする。

そのうえで、成果が出る構造

つまり、 “自分が動かなくても、相手が自走できる支援”に寄せていく。

この考え方が、僕の中ではすごく大事な基準になっています。

オンライン講座+個別コンサル=最強の組み合わせ

僕がやってる各チャンネルのサービス構成はだいたいこんな感じ。

オンライン講座:体系的に学べる情報パート(自分のペースで進められる)

個別コンサル:状況に応じたフィードバックと軌道修正(ここで一気に成果が加速)

「僕は実務やらずに済むけど、相手にはちゃんと成果が出る」
この構成が、一番バランスがいいんです。

一人ひとりに合わせたサポートって、テンプレじゃ回らない部分がある。

でも、講座で土台を作って、コンサルで個別対応すれば、それが可能になる。

“全部オーダーメイドにしない”からこそ、継続できる。
“ちゃんと伴走できる”からこそ、成果も出る。

この組み合わせ、ほんと最強です。

情報の価値は限界。真似されない“関係性”が武器になる

今って、情報の価値がどんどん下がってます。

「この講座10万円!」って売っても、
1週間後には誰かがYouTubeで同じ内容を無料で出してる。

情報はすぐコモディティ化する。
だから僕は、そこを売りにしない。

じゃあ何を売ってるのか?
それは、

  • 自分にしかできないコンサル
  • 自分の思想が染み込んだコミュニティ
  • 自分だからこそ引き出せる変化

こういう、“真似されにくい価値”です。

情報はググれば出るけど、
「ヒロセに相談してスッと腹落ちした」はググっても出てこない。

そういう“関係性ベースの提供価値”を、僕は大事にしています。

属人マーケの落とし穴「売って終わり」が最大の地雷

属人型マーケって「自分が商品」みたいな側面があるから、
世界観や価値観に共感してくれた人が集まる分、熱量も高い。

でも、そこでやりがちなのが「売って終わり」パターン。

テンプレ講座だけ渡して、「あとは自分で頑張ってね!」みたいなやつ。

でも、冷静に考えてほしい。

その人たちは“自分がいいから”買ってくれたんです。
「この人なら信用できる」って思ってくれたから、お金払ってる。

そんな人に対して、「中身はただの教材だけです」ってなると、
期待値ズレが起きて、ガッカリされるのも当然なんです。

だから僕は、”ちゃんと自分が関わる余白”を商品に残すようにしています。

「この人にしかできない価値がここにある」って、体感してもらうために。

自分も壊さず、相手にも本気で向き合える形を

  • コンサルは知識労働。実務を巻き取りすぎると潰れる
  • 情報だけでは差別化できない。真似される
  • 個別コンサル+講座という形式が、成果と継続性のバランスを取る鍵

僕が「高単価の商品=個別コンサル付きしか売らない」と決めているのは、
“相手に本気で向き合いながら、自分も壊れないため”です。

クライアントの課題に本気で関わる。
でも、自分の生活も潰さない。

そのために、今のこの形にたどり着いたという話でした。

んじゃまた。

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