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レベシェアの危うさ。独立運用が一番だという話

ども、ヒロセです。

今回はYouTubeあるあるのレベシェア運用について

僕の実体験も踏まえてその危うさと

理想のYouTube運用について話をしていきます。

目次

レベシェアってそもそも何?

一応ざっくり説明すると、
レベニューシェアは
「売上を決まった比率で分け合うモデル」のこと。

YouTubeでいうとざっくりこんな感じ

マーケ側
・ チャンネル運用全般(企画、台本、編集指示、サムネ)
・商品設計やセールス設計
・プロダクト最適化の提案

クライアント(演者・コンテンツホルダー)
・ 商品作成
・サービスの中身提供、
・撮影演者
・素材提供

報酬分配は「売上に対して30%が僕、70%がクライアント」みたいに山分け。

一見、Win-Winな仕組みに見えますよね。

  • 成果報酬型だから、売上が出なきゃ僕への支払いはゼロ
  • お互い“成果コミット”して同じゴールを目指せる

でも、現実はそんなキレイなもんじゃない。

なぜなら、人間の感情っていう超絶不確定要素が絡んでくるから。

で、実際のところどんな風にレベシェア型が崩壊するのか
それをまずは解説していきます。

【崩壊フェーズ①】売上ゼロ期、心折れがち問題

まず大前提として
YouTubeを軌道に乗せるにはマジで時間かかる。

コンテンツが溜まって信用がついて、
人間性が伝わって、
ファンができて、
ようやく売上が出る。

この一連の流れには
最低でも3〜6ヶ月は見ておいてほしい。

でも、クライアントは最初から焦る。

2週間経っても再生数が伸びない。

1ヶ月経っても問い合わせゼロ。

「ねぇ、これ本当に合ってる?」

「売上たってないけど大丈夫?」

って言葉が飛んでくる。

もちろん気持ちはわかる。
でもその焦りこそが、崩壊の第一歩なのだ。

【崩壊フェーズ②】“ちょっとわかってきた”病

投稿を地道に続けて、
3ヶ月目くらいで初めてバックエンド商品が売れる。

「うおー!きたー!」ってなって、
チーム内にちょっとした祝賀ムードが流れる。

でも、そのまま右肩上がりに売上が伸び続けると錯覚して、
ちょっと調子が悪くなると一気にメンタルがブレる。

数日間、売上が立たないだけで──

「なんか最近調子悪くない?」

「こういう企画のほうがいいんじゃない?」

みたいなクライアントからの
“提案ラッシュ”が始まる。

これはもうYouTube“ちょっとわかってきた”病。

このフェーズで現場のリアルとしては、

  • 頭で完璧な企画を作っても視聴者ニーズとズレてる
  • 高単価商品の売上は、そもそも波がある

例えば、50万円の商品が
「週1で売れる → 翌週ゼロ → 翌々週に1日2件売れる」
みたいな“ムラ”はむしろ普通。

でも、人間心理として
一度うまく行ったものは同じペースで続くと錯覚してしまう。

だからちょっとムラがあった隙に
「上手くいってない気がする…」
「一人でやった方が上手くいくかも」
って思い始めてチーム崩壊の足音がドシドシと聞こえてくる

【崩壊フェーズ③】いいよな、やることなくて儲かって。

いよいよ最終フェーズに突入。

順調にチャンネルが回り出して、
バックエンドも売れて、
「おっ、なんか軌道乗ってきたな〜」ってタイミング。

このとき、マーケ側(僕ら)の仕事って、
こんな風にどんどん減っていくんですよ。


具体的にいうとマーケ側は
・ファネルの検証と作り直し
・想定と実際のペルソナのギャップを埋める企画の見直し
・ジャンル知識のインストール
・市場リサーチと見込み客理解
・投稿データ分析からの戦略提案

クライアント側は
・撮影
・打ち合わせ
・ジャンルの情報チェック
みたいな感じ。

でも、ファネルの方向性や運用方針が見えてきたら、
作業量が逆転してくる。

マーケ側は最適なファネルや運用の方向性が見出せたので、

あとは微調整と企画を作り続けて、

問題があれば修正するということになるんですけど

クライアント側は売上が伸び始めると
・有料商品の追加作成
・面談・コンサル対応
・顧客対応、チャット返信
・イベント準備・開催
みたいな業務がめちゃくちゃ増えてくる。

そうなるとね、こういう声が聞こえてくるんです。

「俺こんなに動いてるのに、マーケ側は何してんの?」
「やること少なくなって、毎月30%も取っていけるのすごくね?」

この段階になると、もう9割崩壊したようなもんです。

クライアント側の心理としては、
「自分一人で運用した方が利益が残る」
っていう思いがどんどん強くなっていく。

でもね、冷静に考えてみてください。

売上が立ってるのは、
初期段階で地道に仕組みを整えてきたから。

その基盤の上に今がある。

それでも、感情的には納得できないんですよ。

「今動いてるのは自分だけだ」って思っちゃうから。

もっとひどいケースもあるw

で、こうなると何が起きるかというと
勝手に一人でチャンネル作り始めたり、
運用の主導権を取り返そうとし始める。

結果、マーケ側は今まで積み上げてきた資産を失い、
クライアント側はノウハウも仕組みもないまま運営することになって、
だんだん売上も下がっていく。

誰も得しない、最悪の結末。

一部の人はこう言うかもしれない。

「ある程度売上が上がったら、分配ルール変えればいいだけじゃん?」

でもね、それをやるなら
そもそも買収して自社メディア化しちゃった方が話は早い。

でも全部をクリアにしようとすると、
結局お金の話で揉めに揉める。

こうなったら、もう99%崩壊してるようなもん。

これはもう“あるある”すぎて、俺も何度も見てきた。

大事なのは独立運用できるようにすること

ここまで話したように
人間の心理としてはレベシェアには限界が見えているですよ。

悲惨な現場をたくさんみてきて僕が出した最適解は、

「自立運用を前提にしたコンサルモデル」

これが一番ストレスなく成果も出る。

コンサル × 自立運用モデルとは何か?

具体的にはこう。

■ マーケサイドの役割

  • 半年〜1年で期間を区切ってコンサルする
  • 実務全体の知識や考え方を移譲

■ クライアント(演者)の役割

  • 企画や台本、投稿やセールス導線などの実務を自分でやっていく

つまり、最初から「自立前提」で進める。

マーケが横について並走しながら
実務をクライアント側で行い、
ファネルの設計、リスト導線、動画の流れなど
運用全体を作っていって

最終的には「クライアントが自立して回せる状態」を目指す。

コンサル満期後には、
必要であれば“顧問”という形でサポート継続も可能。

顧問として他ジャンルのチャンネルを見ている観点から
最新のトレンドや施策を提案する。

レベシェアで大きく稼ぐのは一見最高だけど、
結局いろんな感情が溢れかえって、
泥沼になって崩壊することが多い、

だからこそ僕がやってるYTマーケにおいては
クライアントが自走するためのサポートをすることだと思っている。

クライアントへの依存でも管理でもない。

「お互いが自立したうえで、必要なときに頼れる関係」

その方が長期的にうまくいくし、
なにより精神的にめちゃくちゃ健やか。

僕自身このモデルでいくつものチャンネルが
ちゃんと伸びて、ちゃんと売上を出して、
関係も健やかに続いてる

っていう話でした。参考にしてみてください。

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んじゃまた。

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